【GR86走行記#004】走行テストin鈴鹿サーキット GR86/BRZ Cup参戦
「雨だから走れない」ではない。本番で起こり得るすべてを経験に変える。
2026年9月7日 鈴鹿サーキット
NTMRacingは、鈴鹿サーキットにて第4回目となる走行テストを実施しました。
今回の鈴鹿は、朝からあいにくの雨。
路面は完全なウェットコンディションとなりました。
しかし、レース本番が必ず晴れるとは限りません。
「雨だから走れない」のではなく、雨もまた、本番で起こり得るひとつのコンディション。
そう考え、今回はウェット路面での走行を想定してテストをスタートしました。
SESSION1:まずはウェット路面を知る
走行前には、ドライバー、メカニック、スタッフで入念にミーティング。
路面状況を確認しながら、今日のコンディションで何を確認するのか、チーム内で情報を共有します。
ドライコンディションとは大きく異なるウェット路面。
ブレーキングではどこまで踏めるのか。
コーナー進入ではどのような挙動になるのか。
そして、アクセルを開けたときにマシンがどう動くのか。
ひとつひとつの動きを確認しながら、慎重にコースへ向かいます。
雨の鈴鹿。ドライバーからのフィードバックを大切に

ウェット路面では、タイヤのグリップが大きく変化します。
そのため、普段と同じような操作をしても、マシンの動きは大きく変わります。
だからこそ今回のテストでは、単純にタイムを追うのではなく、
・ブレーキング時の安定性
・コーナー進入時の挙動
・旋回中のグリップ感
・立ち上がりでのトラクション
・アクセルを開けるタイミング
など、ドライバーが感じたマシンの動きを細かく確認していきます。
鈴木七瀬選手からのフィードバックをもとに、メカニックがマシンの状態を確認。
走って、感じて、伝える。
そして、その情報をもとにマシンを調整する。
今回も、チーム全員で一つひとつ答えを探していきます。
ウェットだからこそ見えてくるマシンの動き
普段のドライコンディションでは気づきにくいマシンの特性も、路面が濡れることでよりはっきりと現れます。
どこでフロントが逃げるのか。
どこでリアが動くのか。
どのタイミングでアクセルを開けられるのか。
ドライバーの感覚だけではなく、走行データや車載映像も確認しながら、マシンの動きをチームで共有していきます。
今回のテストで得られた経験は、もし本番が雨になったとき、きっと大きな意味を持つはずです。
「想定外」を「経験」に変える
レースでは、すべてが予定通りに進むわけではありません。
天候、路面、タイヤ、マシン、そしてドライバー。
その時々で変化する状況に対応しなければなりません。
だからこそ、今回の雨も決して無駄な時間ではありません。
むしろ、本番では経験できないかもしれない条件を、事前に鈴鹿で経験できたこと。
それ自体が、チームにとって大きな収穫です。
本番まで、あと少し。
7月のテストから約2か月。
走行を重ねるたびに、マシンへの理解が深まり、チームとしての経験も積み上がってきました。
そして、いよいよGR86/BRZ Cupの本番が近づいてきます。
速さだけではなく、どんなコンディションでも戦えるマシンとチームを目指して。
晴れでも、雨でも。
その日にできる最高の準備を。
NTMRacingは、レース本番へ向けて最後まで挑戦を続けます。
次はいよいよ、本番へ。
引き続き、NTMRacingへの応援をよろしくお願いいたします。

